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やきものでは、焼成の状態によって炎も変化し、それによってやきものも変化します。低火度の場合は酸化炎焼成となり、高火度の場合は還元炎と酸化炎との両方があり、炎をコントロールすることが焼成のカギともいえる。 |
比較 | 酸化炎 | 還元炎 |
定義 | 十分に酸素が供給されている焼成で陶器、妬器はほとんどこの焼き方。焼成時間は長い。総体的に色が鮮やかに出色する。 | 酸素が十分に供給されていない状態の焼成。窯内の温度が一定の高温に達したら窯口を閉じて焼成。オイ焚き、セメ焚きという。色釉には若干不向き。 |
炎の種類で変る釉薬の色
〜ニューボンの土を酸化で焼成すると薄黄色になり、還元で焼成すると白磁になる〜
釉薬の種類 | 酸化炎 | 還元炎 |
土灰釉 | 黄褐色をおびる | 青みをおびる |
藁灰釉 | 純白に近い | 青みのある白 |
酸化鉄 | 緑・黄・赤・黒 | 青 |
酸化コバルト | バラ・青・黒 | 青・緑 |
酸化銅 | 緑・織部 | 赤(辰砂) |
酸化ウラニューム | 朱・黄・灰 | 黒 |